「都へ行き、宮殿の橋の下で、宝物を探しなさい。」 不思議な夢のお告げを信じて遥々旅に出たアイザックでしたが…。 最後にアイザックがたどりついた教訓はそれぞれに解釈の異なるところではありますが、今苦悩している人、道を見失っている人にとっては支えとなるのではないでしょうか。 作：ユリ・シュルビッツ 訳：安藤 紀子 出版社：偕成社 初版発行：2006年 ページ：32P サイズ：縦24cm × 横21cm ISBN：9784032015300 1980年 コールデコット賞銀賞受賞 ハードカバー

見渡す限りの広い海。 何かが雲から降りてきました。 シロクマでしょうか？ 降り立った島には大きなクチバシの鳥がいっぱい！ オオハシでしょうか？ペンギンでしょうか？ 悪いところではなさそうですが遠くの海にも何かが見えます。 風車のような？観覧車のような？ それがなんであれ行ってみないとわかりません。 ”目的地がわからない” 得てして旅とはそういうもの、すべてはあなた次第です。 作：ロナルド・トルマン／マライヤ・トルマン 出版社：西村書店 初版発行：2012年 ページ：32P サイズ：縦33cm × 横25cm ISBN：9784890139378 ハードカバー・文字無し絵本

みんなに恐れられている大泥棒の三人組。 ある日さらったティファニーちゃんに、ためにため込んだ財宝の使い道を聞かれた三人は、なんにも目的がないことに初めて気がつきました。 ためにため込んだ財宝は何に使ったのでしょう？ ひとつのきっかけ、ひとつの出会いで人は大きく変わることができるのかもしれません。 作：トミー＝アンゲラー 訳：いまえ よしとも 出版社：偕成社 初版発行：1969年 ページ：38P サイズ：縦30cm × 横22cm ISBN：9784033270203 国際アンデルセン賞・画家賞・次席 ハードカバー

ある日散歩をしていると、一羽のペンギンに出くわしました。 自分は空から落ちてしまったのだとペンギンは言います。 空から？ ペンギンが？ 半信半疑ながら、至って真面目に語るペンギンに協力することにしましたが…。 ペンギンはやはり空を飛ぶことができない鳥なのでしょうか？ それとも、ペンギンの多くが空を飛ぼうとしていないだけなのでしょうか？ 作：ゼバスティアン・メッシェンモーザー 訳：関口 裕昭 出版社：光村教育図書 初版発行：2009年 ページ：49P サイズ：縦22cm × 横23cm ISBN：9784895726887 ハードカバー

あるところに、おばあさんと一匹の猫が住んでいました。 おばあさんはとってもおばあさんで、「だって私はおばあちゃんだもの」が口癖の98歳です。 そして99歳の誕生日を迎えた日、ケーキに添えるはずのロウソクが５本しかなくて… 誰だってどんどん歳をとり、やがては老いていきます。 しかし何かを成すのに遅すぎるなんてことはありません。 人生はとどまることなく、戻ることも、また新たに進むこともできるのです。 作：佐野 洋子 出版社：フレーベル館 初版発行：1975年 ページ：32P サイズ：縦27cm × 横22cm ISBN：9784577036495 ハードカバー

遠くへ行こうと、バス停でバスを待っています。 しかしいつまでたってもバスが来ません。 ただひたすらに待ちぼうけ。 ここは砂漠でしょうか？ 旅に出るのでしょうか？ どこへ行くのでしょうか？ いろいろな妄想を膨らませて、焦らずゆっくり時間の流れを感じましょう。 ついにバスが来ましたが…。 作：荒井 良二 出版社：偕成社 初版発行：1992年 ページ：32P サイズ：縦23cm × 横25cm ISBN：9784032044904 ハードカバー

明日 家族で海に行くことを楽しみにしていた男の子。でも…台風がきます…。 木炭でのモノトーン画。 構図、表情、内容、どれをとっても男の子の『どんより気分』一色。 しかしラストの場面は、今どんより気分な人の顔も上へと持ち上げてくれるでしょう。 作：みやこし あきこ 出版社：BL出版 初版発行：2009年 ページ：32P サイズ：縦26cm × 横25cm ISBN：9784776403791 第25回 日産 童話と絵本のグランプリ絵本大賞受賞 ハードカバー

貧しい老夫婦の手伝いとして共に暮らしていたジョニー。 たびかさなる不幸により、ついには食べるものもなくなってしまい、ジョニーは老夫婦のもとを去ることに…。 おばあさんが持たせてくれたかたやきパンが奇跡を起こします！ 大丈夫！きっとなんとかなるさ！と言われているよう。 文：ルース・ソーヤー 絵：ロバート・マックロスキー 訳：こみや ゆう 出版社：岩波書店 初版発行：2009年 ページ：44P サイズ：縦27cm × 横21cm ISBN：9784001112139 ハードカバー