2021/12/01 00:09

こんとあき

ぬいぐるみの“こん”は実際に売っています。しかもサイズはMとSの2種類。作中では語られませんが、おばあちゃんは亡くなったおじいちゃんのオーバーをほどいてこんを作ったそうです。それを知るとだいぶ見え方が変...

2021/11/15 12:06

メリークリスマスおおかみさん

出版元の女子パウロ会とは、カトリックの修道会である聖パウロ女子修道会のことで、日本では1948年に創立されました。キリスト教関連の作品を専門に取り扱い、明確な宗教観のある出版社です。そう考えると、本作...

2021/10/29 00:28

しげちゃん

文は女優の室井 滋さん。絵の長谷川 義史さんとは『しげちゃん』シリーズの他にも多数の絵本作品を手掛けています。さらにはエッセイストでもあり声優でもあり、いくつものワラジを履きこなす多才ぶり。映画『フ...

2021/10/19 23:09

くらやみこわいよ

『世にも不幸なできごと』シリーズのレモニー・スニケット(ダニエル・ハンドラー)さん、『どこいったん』をはじめとする帽子シリーズのジョン・クラッセンさん、そして『イソップえほん』シリーズの蜂飼 耳さん...

2021/09/29 22:45

きんのおの

岩崎書店さんの『イソップえほん』シリーズの一つ。シリーズ全10作品、文は全て蜂飼 耳(はちかい みみ)さんが手掛けていますが、絵は全て違う方が描いています。ものすごくコレクター意欲を掻き立てられません...

2021/09/26 23:42

子うさぎましろのお話

本作は盲目の童話作家、佐々木 たづさんの童話集『もえる島』(1960年)の中の一編です。半世紀以上も読み継がれている”メイド・イン・ジャパン”なクリスマス絵本はどこか特別感があります。佐々木 たづさんが師...

2021/09/18 10:59

ちいさなもみのき

『たいせつなこと』『おやすみなさいおつきさま』のマーガレット・ワイズ・ブラウンさん。彼女の作品の多くは、初版から何十年も経ったのちに再版されています。1952年に亡くなったあとに70以上もの未出版原稿が...

2021/09/02 00:42

カンガルーの子どもにもかあさんいるの?

翻訳は佐野 洋子さん。佐野 洋子さんが翻訳を手掛けたのは、エリック・カールさんの作品だけでも『おほしさまかいて!』『とうさんはタツノオトシゴ』『こんにちはあかぎつね!』そしてジャネット&アラン・アル...

2021/08/23 00:40

おほしさまかいて!

本作の物語の一部は、作者エリック・カールさんと彼のおばあ様とのエピソードが元になているそうです。それが半世紀余りもの時を経て絵本に描かれたわけですが、おそらくさらに半世紀後には「私が小さい頃に読ん...

2021/08/20 16:34

空とぶライオン

大変難解な作品です。しかし物語の裏には、さらに数奇な人生が隠れています。ハロー効果というものもありますが、類稀な才能を持った佐野 洋子という作家は、果たしてどういった人物だったのでしょうか?息子であ...

2021/08/06 01:13

そのつもり

明らかに日本を代表する絵本作家の一人であり、日本人で初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した荒井 良二さん。受賞にあたり、彼の作品は”気まぐれ”と評されたりもしました。本作もまた、読み手...

2021/07/30 13:16

だってだってのおばあさん 新装版

本作のあとがきは佐野 洋子さんご本人によるもので、挿絵まで添えられています。それは敬語と常語がいりまじり、まるで口頭での話を今聞いているかのような文面は流石のユーモアセンスです。あとがきとは思えない...

2021/07/21 23:09

1,2,3どうぶつえんへ

これが伝説的な絵本作家、エリック・カールさんの自作第一作目です。翌年『はらぺこあおむし』という世界一の絵本を刊行することになります。2003年、ローラ・インガルス・ワイルダー賞受賞。そして2021年5月23日...

2021/07/15 01:58

とくべつないちにち

本作がデビュー作であるイヴォンヌ・ヤハテンベルフさん。子どもの頃、親の仕事の都合で幾度も転校を繰り返したイヴォンヌさんは、学校が全く好きになれなかったそうです。『ぼくのウサギ』『アルノとサッカーボ...

2021/07/09 01:41

内なる町から来た話・遠い町から来た話

この2作品は姉妹編となっています。『アライバル』というとてつもない文字無し絵本を手掛けたショーン・タンさん。2011年に、児童文学界のノーベル賞と称されるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞、...