2022/02/13 17:19
本作の文を手掛けた中川 ひろたかさんは、日本で初めての男性保育士でした。当時の常識を考えるとすごいことです。その後、“トラや帽子店”というバンドを結成。『みんなともだち』や『世界中のこどもたちが』など...
2022/02/07 01:46
2歳のときには干支を全て覚えていたという、大変な語学力を持つ石津 ちひろさん。とりわけ回文に至っては、複雑な回文を書かずに即興で言うことができたといいます。本作品も言葉遊びの要素がありますが、石津 ち...
2021/12/01 00:09
ぬいぐるみの“こん”は実際に売っています。しかもサイズはMとSの2種類。作中では語られませんが、おばあちゃんは亡くなったおじいちゃんのオーバーをほどいてこんを作ったそうです。それを知るとだいぶ見え方が変...
2021/11/15 12:06
出版元の女子パウロ会とは、カトリックの修道会である聖パウロ女子修道会のことで、日本では1948年に創立されました。キリスト教関連の作品を専門に取り扱い、明確な宗教観のある出版社です。そう考えると、本作...
2021/10/29 00:28
文は女優の室井 滋さん。絵の長谷川 義史さんとは『しげちゃん』シリーズの他にも多数の絵本作品を手掛けています。さらにはエッセイストでもあり声優でもあり、いくつものワラジを履きこなす多才ぶり。映画『フ...
2021/10/19 23:09
『世にも不幸なできごと』シリーズのレモニー・スニケット(ダニエル・ハンドラー)さん、『どこいったん』をはじめとする帽子シリーズのジョン・クラッセンさん、そして『イソップえほん』シリーズの蜂飼 耳さん...
2021/09/29 22:45
岩崎書店さんの『イソップえほん』シリーズの一つ。シリーズ全10作品、文は全て蜂飼 耳(はちかい みみ)さんが手掛けていますが、絵は全て違う方が描いています。ものすごくコレクター意欲を掻き立てられません...
2021/09/26 23:42
本作は盲目の童話作家、佐々木 たづさんの童話集『もえる島』(1960年)の中の一編です。半世紀以上も読み継がれている”メイド・イン・ジャパン”なクリスマス絵本はどこか特別感があります。佐々木 たづさんが師...
2021/09/18 10:59
『たいせつなこと』『おやすみなさいおつきさま』のマーガレット・ワイズ・ブラウンさん。彼女の作品の多くは、初版から何十年も経ったのちに再版されています。1952年に亡くなったあとに70以上もの未出版原稿が...
2021/09/02 00:42
翻訳は佐野 洋子さん。佐野 洋子さんが翻訳を手掛けたのは、エリック・カールさんの作品だけでも『おほしさまかいて!』『とうさんはタツノオトシゴ』『こんにちはあかぎつね!』そしてジャネット&アラン・アル...
2021/08/23 00:40
本作の物語の一部は、作者エリック・カールさんと彼のおばあ様とのエピソードが元になているそうです。それが半世紀余りもの時を経て絵本に描かれたわけですが、おそらくさらに半世紀後には「私が小さい頃に読ん...
2021/08/20 16:34
大変難解な作品です。しかし物語の裏には、さらに数奇な人生が隠れています。ハロー効果というものもありますが、類稀な才能を持った佐野 洋子という作家は、果たしてどういった人物だったのでしょうか?息子であ...
2021/08/06 01:13
明らかに日本を代表する絵本作家の一人であり、日本人で初めてアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞した荒井 良二さん。受賞にあたり、彼の作品は”気まぐれ”と評されたりもしました。本作もまた、読み手...
2021/07/30 13:16
本作のあとがきは佐野 洋子さんご本人によるもので、挿絵まで添えられています。それは敬語と常語がいりまじり、まるで口頭での話を今聞いているかのような文面は流石のユーモアセンスです。あとがきとは思えない...
2021/07/21 23:09
これが伝説的な絵本作家、エリック・カールさんの自作第一作目です。翌年『はらぺこあおむし』という世界一の絵本を刊行することになります。2003年、ローラ・インガルス・ワイルダー賞受賞。そして2021年5月23日...