2021/07/15 01:58
本作がデビュー作であるイヴォンヌ・ヤハテンベルフさん。子どもの頃、親の仕事の都合で幾度も転校を繰り返したイヴォンヌさんは、学校が全く好きになれなかったそうです。『ぼくのウサギ』『アルノとサッカーボ...
2021/07/09 01:41
この2作品は姉妹編となっています。『アライバル』というとてつもない文字無し絵本を手掛けたショーン・タンさん。2011年に、児童文学界のノーベル賞と称されるアストリッド・リンドグレーン記念文学賞を受賞、...
2021/06/15 02:21
”アニメーションの神様”と称されるロシアのアニメーター、ユーリー・ノルシュテイン監督が、1973年に妻のフランチェスカ・ヤールブソワさんと共に作り上げた短編アニメーション作品を絵本化したものです。2016年...
2021/05/26 01:32
ミロコ マチコさんはなんといっても、その絵の圧倒的な迫力とスケールです!本作は『オレときいろ』と対とも言える作品のように感じますが、みなさまはどうでしょう?デビュー作『オオカミがとぶひ』で日本絵本賞...
2021/05/18 22:46
『おおきなかぶ』や『できるかな?あたまからつまさきまで』など、一緒に体を動かしながら読む参加型の絵本は数ありますが、これはヨガです。さほどヨガを押してはいませんし、小さな子どもたちが楽しむことを前...
2021/05/14 01:23
『おおかみのおなかのなかで』『サムとデイブ、あなをほる』など、物語を手掛けるマック・バーネットさんは、ジョン・クラッセンさんとのコンビ作品が目立ちます。『アナベルとふしぎなけいと』では2012年ボスト...
2021/05/05 02:27
LGBTが人間だけではないことを、この絵本で知りました。そういう意味でも決して異端なことではなく、私たちがその性の多様性を知ることで守れる幸せがあります。『王さまと王さま』『くまのトーマスはおんなのこ...
2021/05/02 01:51
著者のハインリッヒ・ホフマンさんが精神科医であるということもあり、本作に登場する”問題児たち”は発達障害である可能性があると考えられています。そういう意味でも、当時と現代では子どもに対する考え方は大...
2021/04/21 01:20
もともと1954年に出版され、長いあいだ小型版で読まれてきた作品が、大型版で再版されたものです。同作家の『たんじょうび』は、『こねこのぴっち』の前日譚となっています。しかしこの2作品は翻訳家も出版社も...
2021/04/13 23:49
大変美しく確かな世界観のある、ヒグチ ユウコさんのニャンコシリーズ。登場するひとつひとつのキャラクターがどれも主人公になり得るほどに魅力的で、どのキャラクターもシリーズを通して物語に関わってきます。...
2021/04/04 10:42
原題は『WHAT!』『あらまっ!』という訳は秀逸ですね。翻訳家の石津 ちひろさんは、絵本作家としても『なぞなぞのたび』でボローニャ児童図書展絵本賞を、『あしたうちにねこがくるの』で日本絵本賞を受賞してい...
2021/03/14 02:18
国際アンデルセン賞画家賞受賞作家であるロベルト・インノチェンティさんの美しい絵が注目されがちですが、J.パトリック・ルイスさんが手掛ける物語も傑作です。そして、稀有な才能を持ったこの2人がともに作り上...
2021/02/24 00:42
自由な絵が許されていなかったナチス政権下、当時12歳だったエリック・カールさんに、美術の先生はこっそりととある絵を見せました。大胆な色彩で動物が描かれたその絵は、後のエリック・カールさんに多大な影響...
2021/02/16 23:57
『クリスマスのあかり』や『かえでの葉っぱ』の絵を手掛けた画家の出久根 育さん。チェコ在住ということもあり、チェコを舞台とした美しく落ち着いた作品が印象的です。そのため本作のような日本の作品は、なにか...
2021/02/13 22:12
数々の斬新な絵本を描いてきたエリック・カールさん。その中でも特に難解な作品ではないでしょうか。文字は無く、何を感じるかは読者に委ねられています。好きな音楽を流しながらページをめくるのもいいかもしれ...